世界における野球の普及について
野球は紛れも無く日本で一番人気の有るスポーツです。
サッカー人気の上昇や娯楽の多様化によって昔ほどの人気は無くなって来てはいますが、以前国民的スポーツであることは間違い有りません。
日本で人気ナンバーワンの野球ですが、世界に目を向けると日本とは打って変わってメジャースポーツという扱いはされていないです。
スポーツ大国であるアメリカでは野球発祥国として当然人気がありますが、その他ではキューバやプエルトリコ、ドミニカなど限られた国でしか盛り上がっていないということが現状です。
理由は様々あります。
ルールが複雑で分かり難いとか、グローブやバットなどの用具が必要なので貧しい国では普及しにくいなどが理由として挙げられております。
そのためオリンピック種目からも除外されてしまいました。
2020年の東京オリンピックでは復活するかもしれないと言った期待も有りますが、その後もオリンピックの正式種目として残れるかは不透明な状況です。
世界的な普及を目指して2006年からは国別の世界一を決めるワールドベースボールクラシックを開催していますが、現状でははっきりとした成果が現れているとは言えません。
普及を促進して行くにはアメリカとメジャーリーガーが先頭に立って普及活動をして行くことが最も重要です。
ヨーロッパからアメリカに伝わり発展した野球
野球は球技の一種で、英語ではベースボールと言います。
試合は2つのチームの対戦形式で行われ、お互いに攻撃と守備を繰り返した後、最終的な得点によって勝敗が決定されます。
その起源ははっきりとはわかっていませんが、12世紀のフランスでは2チームに分かれてボールを杭の間に通す「ラ・シュール」という競技が行われており、大変な人気を博していました。
このラ・シュールが野球を含む様々な球技の原型と考えられています。
やがてこれがイギリスに伝わって「ストリート・フットボール」となりました。
ボールには家畜の直腸などが使われていたのですが、いちいち家畜を殺さないとボールが作れないという欠点があったため、やがて石や草で作ったボールを使うスポーツが流行るようになりました。
そのうちの一つを「ラウンダーズ」と言います。
ラウンダーズは徐々にルールが変わっていくうち「タウンボール」と呼ばれるようになりました。
これが今日の野球の直接的なルーツであるという説が有力視されています。
南北戦争の頃にアメリカに伝わり、やがて現在の形となったのです。
初めてアメリカでプロリーグが設立されたのは1871年で、現在のメジャーリーグベースボールの原型です。
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Last update:2024/9/3
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